プレゼントをするときは、相手との関係をしっかり把握して、迷惑がかかるようなら控えましょう。 |
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気持ち悪いプレゼント
好きでもない人から、プレゼントをもらうって・・・。
モノと人にもよりますが、普通は気持ちの悪いものですよね。
届いてしまったんです。
わたしのお誕生日に。
確か、わたしの誕生日がいつかなんて、お話したこともないし、知っているはずもないのに。
それは、今の彼氏と付き合い始める前でした。
同じ会社の男の人で、部の違う少し先輩。
やたら、飲みに誘ってくるなーとは思っていたのですが、まさか・・・。
届いたものは、ペンダント。
しかも、わたしの誕生石でした。
それだけ聞くと、ロマンティックな話しかもしれませんよね。
でも、特に仲良くしているわけでも、仕事で一緒なわけでもないのに、教えていない誕生日に、誕生石のネックレスが届いたら、一瞬ぞっとしてしまいますよ。
これが、彼氏だったら、別なんでしょうけどね。
彼氏からのサプライズは嬉しいものです。
例えば、いつの間にか指輪のサイズを測っていたみたいで、誕生日にペアリングをくれる、とか。
考えただけでも、なんだかニヤけてしまいそうですよね。
それが、わたしの誕生日のサプライズは・・・。
誕生日の一週間まえ、
「来週の金曜日、飲みに行こう。」
と、例の先輩から誘われたのです。
でも、すでに先約が。
高校時代の友人たちと、飲み明かそうと約束があったので、お断りしたのです。
あえて、自分の誕生日会だとは、言わずに。
そしたら、その前日はどうか?と、聞かれたのですが、それもお断りしました。
翌日はたぶん、オールナイトになるであろう飲み会。
体調を整えておかなければならないので。
その次は、翌週、と言われたのですが、まだ仕事の予定もわかっていないし、ちょっと最近忙しいので、別の人を誘ってくださいね、と柔らかくお断り。
一件落着したと思っていたのです。
誕生日の夜は、当然自宅にいませんでした。
翌日の夕方、ポストに入っていた不在表。
その差出人が、例の先輩。
名前を見て、なぜか不吉な予感。
すぐに電話してみました。
1時間ほどで届けられたのは、綺麗な紙袋に伝票が貼られているもの。
中には、小さな紙袋と、日持ちのするロールケーキ。
そして、バースデーカード。
お誕生日おめでとう、のあとの、
“君にとって、素敵な1年を”
の、“君”がとても気持ち悪かった。
君なんて言うタイプでは、ないはず・・・。
無理した言葉は浮いてしまいます。
翌週、紙袋ごと会社に持っていき、お返ししようとしましたが、要らないなら捨てて、と言われても困ってしまう。
仕方なしに、もらってきました。
そして・・・。
そのネックレスは、今もときどき、妹の胸元で見かけるとこがあります。
わが妹ながら、恐るべし存在です。
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